ストマックバンド

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本当にあった怖い話「ラブホテル」

こんにちは、モジャオです。

毎日暑くてやってられないですよね。なので今日はそんな暑さをふっとばすような、ボクが本当に経験した怖い話をお送りします。

苦手な方は恐る恐る見て下さい。

 

 

 

 

ラブホテル

 

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あれはもう5年ほど前になるでしょうか。今くらいの暑い夏の夜だったと思います。

友人の家から自宅まで、人通りも車通りもない静かな国道を、ひとり車で走っていたときのこと…

 

好きな音楽を聞きながら、エアコンをガンガンにかけて、楽しかった友人宅での会話を思い出しながら車を走らせていました。

 

静かで暗い道がしばらく続き、音楽にも飽きてきたボクは、なにげなく鼻に指を入れてみたところ、おおきな鼻くそがあることに気づきます。

どうせ夜だし周りからは見えない、そして車には自分しか乗っていないから、と思っておもむろに鼻をほじり、なんとか鼻くそを取り出そうとしたのです。

 

なかなかの大物のようで、一筋縄ではいかず、ハンドルは右手でしっかり握りながら、反対の手で一生懸命鼻をほじり続け、ようやくしてとてもおおきな鼻くそを摘出することに成功しました。

この時の鼻くそは、暗くてよく見えませんでしたが、少しネバネバしていたように思います。

 

車内にティッシュも置いておらず、そのまま手に付けておくのも忍びないので、ボクはコイツを窓の外へ捨てることにしました。

鼻くそを左手から右手へ移し、そしてパワーウィンドウのスイッチを押して窓を開け、外へ弾き飛ばします。

なかなかしぶとく指についていましたが、何度も指ではじき、右手についていた鼻くそはようやく、夜風とともに闇の中へ消えていきました。

 

 

ところで、この国道には古びたラブホテルがありました。

誰もこんなところに入らないんじゃないかっていうくらい、薄暗くて、昼間でも不気味。それなのになかなか潰れない、不思議なホテル。

 

この日もそのラブホテルの前を通って帰ります。青色の空室ランプがぼんやり、怪しく光っていました。

 

ちょうどホテルの前を通り過ぎたくらいで、ボクはふと、左手に違和感を感じたのです。

 

 

 

 

なにか、ある

 

 

 

 

 

なんだろうこれは。固いような柔らかいような、少し湿っているような、乾いているような…

 

もしかして…

いやそんなはずはない、だって「アレ」はさっき、たしかに…

 

 

でも、確かに今左手にあるもの、これは間違いない…

 

 

 

鼻くそだ…

 

 

 

落ち着け、よく考えろ、さっき確かに左手にあった鼻くそは、右手につけて、更に窓から外へ飛ばしたはず。2アクションもかけて手放したんだ。

じゃあ今左手にあるものは…?

ボクが確かに飛ばしたはずの「アレ」は「エア鼻くそ」だったっていうのか…?

 

 

怖くなったボクは急いで車を止めて外に出て、車のヘッドライトと遠くでぼんやりと光るラブホテルの明かりを頼りに、左手についた「それ」を、道端の雑草になすりつけ、家路につきました。

 

そして今でも鼻くそをほじるとき、思い出しては考えるのです。

 

あのときの鼻くそに、鼻毛はついていたのかなって…

 

 

おわり