ストマックバンド

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生まれたばかりの赤ちゃんが感染症で入院した。その記録。

 

生まれてから3日目の朝、赤ちゃんが入院しました。

これは生まれてから退院するまでの日記。

 

 

 

day0

 

生まれてすぐから体全体、顔にも発疹ができはじめて、助産師さんもお医者さんも、これはどうなんだろう?っていう感じのリアクション。

でも赤ちゃんは元気そうだったから、とりあえず様子をみましょうって言って、一緒に寝た。母乳もしっかりのむし、なんせ可愛かった。写真超撮った。

 

day1

 

ふたりとも大部屋に移動になった。少しだけ発疹は引いてきた気がする。一応小児科の先生に血液検査をしてもらって、問題ないって言われてホッとしたのも束の間。

酸素の数値が不安定で、もしかしたら発疹のせいかもって、赤ちゃんだけ別部屋でレントゲンを撮って点滴を打ってもらうことになった。

数時間後、炎症反応もないし、明日にはおんなじ部屋に戻れますよって言われて、3時間おきの面会がもどかしくて、点滴はちょっと痛そうだった。

 

day2

 

検査の結果は問題ないとは言われたものの、なかなか同室にしてくれないみたい。

ボクは仕事をしてたんだけど、嫁はずっとひとりで悶々としてたらしい。

看護師さんも早く一緒に居たいですねって言ってくれるんだけど、小児科の先生のOKが出ないんだって。

夜に先生から、明日にはモニターも外れて、点滴もすぐ外せますよって言われて、ボクも嫁も明日が待ち遠しかった。

 

day3

 

嫁から赤ちゃんとの同室が難しいかもってLINEが来た。

朝方から赤ちゃんが息を止めてしまうらしくて、これからCTと血液検査をして、1時間後に結果がわかるらしい。

とりあえず着替えて待機してたら、嫁から「すぐ病院にきて」って。

絵文字もなにもなくて、心臓止まるかと思った。

ドキドキしながら急いで向かったら、嫁がベッドで泣いてた。すぐに看護師さんが来て、よくわからないまま赤ちゃんのもとに行ったら、お医者さんがいっぱいいて、どうやら深刻な感じ。なんでや、昨日は問題ないって言ってたやん。

赤ちゃんは発疹がだいぶおちついてて、やっぱり可愛かったけど、管とか線で大層な機械につながれてて、泣きそうになった。可哀想。

 

先生が落ち着いて話をしてくれた。やっぱり息を止めちゃうのが問題らしい。

血液検査とCTに加えて髄液検査もしたんだって。辛かったやろうなあ。

とりあえず出来ることはしたんだけど、ここでは見れないから、念のために大きい病院に移しますって言われた。そこからは救急車を呼んでもらったり、保育器に入れたりって忙しそうだった。ボクと嫁は赤ちゃんを抱っこさせてもらった。元気そうなのにな。

 

赤ちゃんは救急車で隣の市の大きい病院に向かう。病室に戻って貴重品を持ち、嫁と赤ちゃんが乗ってるであろう救急車を、ボクは急いで自分の車で追いかけた。

片道40分の道のり。気を紛らしたくてエド・シーランを爆音で鳴らした。

 

病院はすごくきれいだった。とりあえず受付をして、入院のパンフレットをもらう。

いっぱいある書類に名前を書いて、処置をしている間、3時間くらい待たされた。赤ちゃんはまあ仕方ないとして、嫁くらいは会わせてほしいなあと思いながら。

 

ようやく処置が終わったらしくて、会議室みたいなところで先生の説明を受けた。

先生曰く、多分感染症でしょうって。

赤ちゃんはちょっとしたことで呼吸を止めてしまうらしくて、その原因の一つが感染症らしい。最初の病院でやった検査結果をもとに説明してくれたんだけど、難しくてあんまり理解できなかった。

とりあえず、今は呼吸が落ち着いてるらしい。治療はもうすでにしていて、その薬が効いてきたのかもしれませんって。

でも脳の異常もあるかもしれないから、落ち着いたらMRIで検査するらしい。もう脅かさんといてほしいなあ。

そのあとは念のためって輸血の同意書とかにサインした。こういうのを書くのが初めてだったから、手汗で紙が手にくっついた。

 

そのあと、NICUという赤ちゃんの集中治療室へ向かった。手を洗って、ガウンを着て、マスクして…指輪とか携帯は持ち込み禁止だけど、カメラで写真は撮ってもいいらしい。

 

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保育器の中で赤ちゃんは寝てた。管が口から胃の中まで入ってるんだって。痛そう。

さっきの病院より高性能そうな機械がついてた。

先生が、おかあさんは心配してはらないですか?って聞いてきて、いやお前、会ってないから知らねえよ、そういえばどこにおるんじゃいって思ってふわっと聞いたら、嫁は最初の病院で待機してるんだって。

いやはよゆうて!携帯も財布も全部持ってきてしもたやん!ゴメン嫁!!

 

赤ちゃんをよろしくお願いしますって言って、急いで病院に戻る。

途中非通知で電話がかかって、恐る恐る出たら公衆電話からで、嫁だった。

様子を説明して、マジでゴメンって言ったら笑ってたからホッとした。泣いてるかと思ったから。

 

とりあえず今出来ることはないし、症状も落ち着いてるからあとは任せようって言って、ひとり帰宅したんだけど、この日は夜中に病院から電話がかかってきたらどうしようと思ったらなかなか寝れなかった。

 

day4

 

この日は嫁の退院の日。NICUから電話はかかってこなかった。よかった~。

お姉ちゃんになった娘と一緒に病院に行って、家族3人でこっそり病室でアイスを食べた。嫁もだいぶ落ち着いたみたい。ここに赤ちゃんもいればいいのにな。退院はあっさり終わった。

昼から嫁のお義父さんたちがきて、みんなでお見舞いに行った。

娘はNICUに入れないから、プレイルームで一緒に待ってた。

あとで交代して見に行ったら、すやすや寝てて安心した。お姉ちゃんそっくりね。

退院の日はわからないみたい。ウイルスを培養して、原因を特定してから本格的に治療するらしいから、最低でも2週間はかかるんだろうなあって思う。

 

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day5

 

病院には毎日通った。搾乳してくれた母乳を持って。

胃への管は外れてて、発疹もほとんど消えてたから、もう退院してもよさそうなのにな。それにしてもNICUのナースさんも先生もみんなすごくいい人。赤ちゃんの様子を丁寧にノートへ書いてくれていて、これはずっと大事にしようって思った。

保育器の穴から手を入れて、触れる赤ちゃんの肌は柔らかくてとってもあったかい。 

 

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day6

 

出生届を出した。我ながらすごくいい名前。NICUのナースさんも褒めてくれた。

赤ちゃんはすっごく元気。哺乳瓶で母乳を飲む量も順調に増えてる。

病院までは少し遠いけど、ぜんぜん苦痛じゃなかった。愛の力だなあ。

 

 day7

 

ボクは病院に行けなかったんだけど、赤ちゃんは相変わらず元気みたい。

安心したらアカンのかもしれんけど、正直もう大丈夫やろうなあって思う。

早く退院できたらいいのに。待ち遠しい。

 

day9

 

この日は嫁の誕生日。お祝いは赤ちゃんが退院してから一緒にしようって言って、晩御飯は病院の近くのモスバーガーでした。誕生日おめでとう。

 

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day10

 

へその緒がとれたみたいで、ナースさんが小さい袋に入れて持ってきてくれた。

赤ちゃんはすごいデベソだったから、外れたおへそがどうなってるか気になって見たかったけど、うまいことタオルで隠れて見れなかったw

 

day11

 

菌を培養した結果、赤ちゃんの症状がようやく判明して、感染症からのウイルス性髄膜炎(無菌性髄膜炎)という病気だったみたい。MRIの結果も正常で、後遺症も残りにくいそう。ようやく心から安心できた。

先生が明日には保育器から出られるかもって言ってくれて、退院が見えてきた気がする。

 

day12

 

ドキドキしながらNICUに入ったら、いつもの場所に居なくて、もしかして…って思ったらやっぱり保育器から出て、小さいベッドに移動してた!

点滴も外れて、自律哺乳になったから、どんどん良くなってるね。検査用の薬で爆睡してる顔は相変わらずお姉ちゃんそっくりで笑ってしまった。明日にはいよいよ抱っこもできそう!!

 

day13

 

 相変わらずすやすや寝てたんだけど、保育器に入っていないだけで全然印象が違う。もう普通の赤ちゃんやもんね。デベソやけど(笑)

この日は直接母乳を飲む練習をしましょうとのことで、10日ぶりくらいに嫁が抱っこして、おっぱいをあげました。

結構いっぱい飲んでるように見えたのに、いざ体重を量ってみたら増えたのはたった3ml…20分間なにしててん(笑)

結局その後搾乳した母乳を哺乳瓶でたくさん飲んでました。

 終わったあとに久しぶりに抱っこさせてもらった赤ちゃんはめちゃくちゃ軽かった。

 

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帰り道、この日に担当してくれた看護師さんが男性か女性かで嫁とすごい揉めた(男性でした)

 

 day14

 

耳の検査をしたそうで、眠くなる薬を飲んだからかやっぱり寝てた。 面会の時は毎回寝てるなあ。

頑張って起こして、この日も直母の練習。いっぱい飲んだように見せかけて10ml。まあ、昨日より多いし…よしとしよう!

退院は病院の都合で週明けになったみたいだから、あと4日後くらいかな…?

 

 day17

 

退院の日は病院の都合で週明けになった。

母乳を飲むのがどんどんうまくなって、もう60mlとか70mlをごくごく飲める。

げっぷも上手やし、吐き戻しもないし、おねえちゃんとはえらい違いやね(笑)

この日は沐浴の練習もした。おとうさん、出番ですよ。はーい…

 

2年ぶりの沐浴は全くやり方を覚えてなかったけど、首が座ってないってこんなに怖いんやってことは思い出した。

やり方を教わって、ビクビクしながらなんとか終わらせたけど、できればもうやりたくないな…(笑)

 

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day18

 

この日はお姉ちゃんとお留守番。嫁がひとりで面会に行ってくれた。

キレイな看護師さんに、「こういうの言ったらダメだけど、一番タイプな赤ちゃん」って言ってもらったらしくって、それはつまりこの子はお父さん似だから…エッ…ダメダメ!ボクは既婚者なんですよ!!って想像してニヤニヤしました。とんだモジャモジャ勘違い野郎です。

 

day19

 

いよいよ退院の日。チャイルドシートをセットして病院に向かう。

お姉ちゃんに、帰ったら赤ちゃんに会えるからねって言ったら嬉しそうだった。

 

ついたらまずは会計をした。命が助かったんだからいくらでも払っていいわって思ってたけど、やっぱ気にならないって言ったら嘘だから、正直ドキドキしてたんだけど、金額はおむつ代と実費の検査費用をあわせて15000円くらいで、一桁多いくらいを想像してたからホッとした。

治療費は国かどこかが負担してくれるらしい。日本最高。

 

NICUでは最後にもう一回沐浴をしましょうって言って、またもやボクの出番。

ちょっと前にしたのにもう忘れちゃって、また教えてもらいながら頑張った。

相変わらず怖いけど、少しだけ慣れてきた気がする。

 

お風呂上がりに初めて病院のじゃない服を着て、看護師さんみんなにかわいいね~ってチヤホヤされてた。羨ましい。

最後に先生に挨拶をして、看護師さんたち全員から、盛大に見送られて退院しました。

嫁もボクも人生で一度もそんな見送られ方をされたことがないから、どうしたらいいかわからなくてすごいぎこちなかったと思う(笑)

家で見た報告ノートに、受け持ってくれた看護師さん全員からおめでとうのメッセージがあって、ボクは少しうるっときました。

ホントに長い間お世話になりました。この病院でほんとに良かったです。

 

保育園から帰ってきたお姉ちゃん、妹と初のご対面。

「うわぁ~あかちゃ~ん!!」ってもう絵に描いたような笑顔で、ちょっと緊張しながらこんにちわって挨拶したり、ちょっと乱暴に撫でたりする姿は一生忘れないくらい可愛くて幸せでした。

 

3週間近くの入院はすごく心配だったし、大変だったけど、今はそれを乗り越えて、賑やかで幸せいっぱいの毎日です。

この先おこるかもしれない、もっと大変なことも、家族みんなで乗り越えていこうな。

 

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終わり。